泡沫投資家ノディの米国株入門

インフレに勝ちたい

貧乏は美しくない。【なぜ投資をするのか】

こんばんは、ノディでございます。

 

この国には「清貧」という言葉があります。

『清貧』

私欲をすてて行いが正しいために、貧しく生活が質素であること。

 デジタル大辞泉より

 

 

 

 このような慎ましい生き方、とっても立派だと思います。

 

 

って言わないといけないような、そんな感じありませんか?

 

でも貧乏な生き方が素晴らしいなら、今のこの社会って存在していません。技術の進歩の裏には必ずドロドロとした感情があります。

清貧な人間ばっかりだったら、金儲けのために株式を持つ投資家なんて現れません。つまり金持ちが後ろ指さされてコソコソするような社会は絶対に豊かになりません。

 

どれだけ思想が立派で、正しいことのために自分の頭脳を使いたくても、資本家と資本家になりたい人間の欲望を刺激して金を引っ張って来ないと、社会は決していい方向には進まないと思います。(それが悪い方向に進まないように法があります。)

 

そもそも、「清貧」という言葉が許されるのは、

最低限の社会活動をしていて、身なりが小汚くなく、清潔で、健康で、家族とささやかで慎ましい生活をしている人だけだ、という暗黙のルールがないでしょうか?

 

毎日、仕事を遅くまでこなして、スーツにはよれよれのシワだらけ、安価だけど炭水化物マシマシの不健康な食生活がたたり、腹部が脂肪で膨らんでいる中年サラリーマン。

 

そんな人を見て、彼は「清貧」である。

という感想を持つ人がいるでしょうか?

 

清貧は「美しい貧乏人」という矛盾があります。

 

でも

貧乏人は美しくない。

 

財布の余裕はこころの余裕に直結しています。こころに余裕が無いと、最低限の身なりを整えることもままなりません。

この人最近「忙しい」のかな? という人のYシャツの襟は大分黄ばんでいます。それも急にです。

自分をどんどん客観的に見れなくなります。

 

貧すれば鈍するとは言ったものです。

しかも一歩間違えればすぐに貧乏直行になるような罠がゴロゴロしているのに、しょせん同じ労働者層からも貧乏人は怠惰だと言われる始末。

美しくない貧乏人に社会はかなり冷たいです。

社会的には貧乏は悪で、ついでに貧乏人も悪とみなされます。口に出さなくても、思われています。

貧乏から脱出しようと小金から貯めようとすると、今度は吝嗇家と言われ始めます。

 

清貧は庶民の敵である。

模範的「清貧」な人は現状財布に余裕のある人間だけに許された称号です。

社会が少しずつ進歩している中、これで自分は十分と言わんばかりの「清貧」とは一体、なに上がりを決め込んでいるんでしょうか。死ぬ瞬間まで好奇心を絶やさずにギラギラして生きて欲しいです。

 

財布に余裕があるのに欲望が無いから、報酬やインセンティブは控えめで十分とか言ってしまう。

なめとんのかと

 

報酬が控えめだと、財布に余裕のある人間しかその仕事を引き受けなくなります。

国会議員の報酬カットとか言ってる庶民はもう少し考えるべきです。

財布に余裕のある人間しか選挙資金を用意できなくなります。

それは庶民が政治に口出しできる機会を奪う事です。

庶民に寄り添っているような風を出しつつ、金持ちの論理を振りかざしています。

貧乏人階級からの成り上がり議員は要らない、という事です。

 

「清貧」は敵です。贅沢志向こそ正義。

 

金と欲望にまみれた人間の考えは単純で共感できます。

でも法と秩序は守りましょう。

  

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記事タイトルは映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でディカプリオ演じる主人公が放ったセリフです。Amazonプライム会員なら今すぐ確認できます。83分あたりです。

 

貧乏は美しくない。

いい時も悪い時もあるが、金はある方がいい。

(中略)

おれを軽薄な拝金主義だと思うならマクドナルドで働け、

そこがお前の場所だ。

 

 金、ドラッグ、セックス

 

しか無いこの映画の中でこのフレーズを聞いた瞬間、頭にこびりついて離れませんでした。

 

投資家は誰もが、

資産をこのまま増やしていって、いつ使うんだろうか?

と物思いに耽る事があります。

お金は墓場には持っていけません。

でも、映画を見た後、すこし得心が行きました。

 

ここで資産を作っておく事で、心の底から良かったと思える日が来るはずだと。

そんな日が来なくても、『備えあれば憂い無し』と言います。人生の悩みの半分くらいは資産形成をすることで消え去ると思います。

 

世間には給料日まであと何日あるか、給料をいかに使うか、カードの支払いは大丈夫か、という事しか頭にない状況のひとがたくさんいます。3年前の僕がそうでした。

 

どこの会社の株を買うのが良いか、市場平均に打ち勝つためにはどうすれば良いか、という悩みはすごい贅沢です。

ギラギラしていますが、ささやかで慎ましい幸せです。

 

 

 

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