泡沫投資家ノディの米国株入門

インフレに勝ちたい

企業の不祥事には合理性がある

こんばんは、ノディでございます。

 

神戸製鋼所(5406)が不祥事を起こしています。

顧客が求める性能以下の製品を仕様どおりと偽って出荷したことと、製品の試験・検査回数の改ざんが組織ぐるみで行われていたと報道されています。

www.nikkei.com

不正行為の裏には必ずインセンティブがあるはずです。

 よく、そのような不正行為に労働者側はメリットが無く、上層からの指示ないし、プレッシャーがあったから。

と言われます。

 

ただ労働者側にもメリットは有ったんじゃないでしょうか?

 

すべて想像で、今後の調査報道しだいで前提は変わりますが

 

顧客に怒られるより上司に楯突く方が個人にとってデメリットが大きすぎるから不正が繰り返し起きていたのでしょう。

あとは過剰な現場第一主義で、本社部隊の方針、指示よりも現場責任者の判断が優先されるような風土があったと思っています。

 

「本社は現場を分かっていない。」

「こんな納期で出来るわけ無いから、検査回数を誤魔化すしか無い。」

 

本社が適切なガバナンス意識を持って検査を行うべきなのに、専門知識が現場に比べて乏しいから指摘も何もできない。

 

個人単位で見たらすべて合理的な判断に基いています。

 

責任が曖昧で最終的に経営陣と株主がそれを被る。

最悪会社が無くなって、みんな一緒にリストラされるだけ...

なら上司に楯突いて居づらくなるより、部署が存続する方に賭けた方が給料が少しでも長く貰えるじゃないかと。

 

日本の雇用制度の硬直性は散々言われていますが、現状は再就職=収入ダウンにつながるような社員の方が多い状況ですから、転職の優先度は低いはずです。

 

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無理やり投資に話を移しますが、「サプライヤー」とか「下請け」のような立場の会社は投資対象としても弱いと感じています。

完成品メーカーと異なり、彼ら自身にはブランド力というものは無く、技術力の優位性はいずれ追いつかれる運命にあり、コスト削減という消耗戦に走るしかなくなる。

既に生産性を上げるための設備投資に踏み切れないほど財務は弱りきり、もっぱらコスト削減の主役は現場にしか存在しない。

次第に現場へ本社のガバナンスが行き届かなくなる。

そして最後は不正をする。

 

そんなサイクルが頭に浮かびました。

 

翻って、私のポートフォリオを見てみると全て強固なブランドを持つ会社か、完成品メーカーか垂直統合型の石油会社です。

 

少し安心して、今夜眠れそうです。

 

 

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