泡沫投資家ノディの米国株入門

インフレに勝ちたい

株が長期で右肩上がりなのは事実だが、人間の存在を無視している。

こんばんは、ノディでございます。

 

長期投資家は自分の判断が間違っていないことを信じるために、都合の良い情報を積極的に取り込みます。

 

「株は長期で見れば、右肩上がりなのだから、いつ買ったとしても大丈夫。」

 

というのはその代表じゃないでしょうか。

 

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特にインデックスファンドを中心に据えている。現代ポートフォリオ派の皆さん!

 

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過去200年の推移を見ても株式が右肩上がりであることは、間違いのない事実であります。

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長期なら株式投資がベスト 碩学が読む市場の先行き|マネー研究所|NIKKEI STYLE

上記記事中のグラフは、株式のリターンには平均回帰性があり、物価上昇を考慮した実質トータルリターンは年6.5~7%を維持しつづけるというもの。

 

購買力ベースでは日本の定期預金が過去に付けた7%を超える驚異的な数字です。それが200年の長きに渡り維持されていることから今後もそれが続くというのは間違えようのない事実でしょう。

 

なぜならこの間に、蒸気機関車の実用化が有り、アメリカ南北戦争が有り、2度の世界大戦と世界恐慌。ソビエト連邦の建設から崩壊。21世紀最初の年にはアメリカ同時多発テロと、そこから続くテロリズムとの戦いは未だ終わりが見えません。世界経済の主役は欧州から米国へ、そしてアジアへと遷移しつつあります。

経済的にも地政学的にもあらゆる出来事がありました。

 

それらを経験した19世紀から今日までの間、株式は一貫して安定的なリターンを投資家にもたらして来ました。

 

この事実は無視できません。実業家でも地主でも無い個人が、サラリーマンとしての給料以外で資産を築くにはこれしか無い、と思うほど再現性があり、投資環境の整った日本であれば誰でもできるというハードルの低さがあるためです。

 

でも、忘れてはいけない事実もあります。

 

1929年10月にウォール街で株価の暴落がありました。

いわゆる「世界恐慌」です。

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Dow Jones - 100 Year Historical Chart | MacroTrends

※対数グラフであることに注意

 

この恐慌直前の水準を超えたのは30年後の1959年になってからの事です。

さらに安定的に上方で推移するようになったのは1990年代になってからということが分かります。

実質トータルリターンではより早く1940年代終盤には回復しています。

 

しかし最低でもおよそ20年もの歳月を要しています。

200年のグラフではそれほど目立ちませんが、30歳の時に投資した結果、それが報われるのが50歳を過ぎてからというのは、人間の一生から見たらどうでしょうか。

 

その間に結婚が有り、子供ができ、マイホームを買い、子供が自立するまで一緒に過ごしていく。そろそろ大学生になる子供の学費を考えないといけない。

 

でも

それらのイベントが過ぎるまでずっとずっと含み損に耐えねばなりません。しかも損が無くなるだけで儲けもありません。

そのあいだに

「あのお金があれば〇〇が出来たのに…」

「いつまでもパートナーから塩漬けファンドの事で事あるごとに責め立てられる。」

とか思ったりしないでしょうか?私が同じ立場なら絶対に思います。

しかも配当再投資を怠ると回復まで30年コースです。もう退職間近です。

 

200年のグラフには人間が居ません。

相場のうねりに対して投資家人生のたかだか50年はあまりに無力。

 

過去にあった暴落が今後起きないとは限りません。

世界にマネーが溢れ、長期金利は下がり続けている現状、可能性は低いと私は思っていますが、覚悟はするべきでしょう。

株価を決定するのはいつだって市場参加者です。

人間の存在を忘れるのはインデックス派の悪いクセです。

 

私なりの答え

長い長い横ばい相場であっても精神安定剤はあります。

 

配当金です。

 

配当金は再投資するも良し、都度生活の足しにしても大丈夫です。

 

配当の無いインデックスファンドにすると、資金需要の度に切り売りしなければなりませんが、投資家というものは、およそ売ることがド下手くそです。

 

もっと上がるかも、今手放すのはもったいない。

長期でみれば必ず戻るはずだから。

 

その迷いが自分と家族の人生の幸福度を著しく悪くすると私は考えます。

となるとダウ工業株30種やS&P500に対して、ある程度の連動性を持たせつつ、配当金を安定して得るためのポートフォリオが必要です。

 

それが高配当大型株への長期投資になるのです。

 

結局数十年後になって、S&P500のインデックスファンドを積み立てた方が良かったという事に終わるかもしれません。でも安定した配当金というプレミアはそれ以上に大きいと考え、個別株投資を実行しています。

 

 

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