泡沫投資家ノディの米国株入門

インフレに勝ちたい

金融庁と長期投資家はウマが合わない

こんばんは、ノディでございます。

 

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金融庁が推進する積立NISAの普及で、日本に長期投資文化が花開くことを願っています。

 

ところで

今年の3月にこんなニュースがあったのを覚えているでしょうか。

金融庁:地銀の外債運用を検査へ、リスク管理体制検証-米金利上昇 - Bloomberg

 

低金利下で貸出先に困り、金の置き場にも困った地方銀行が、リスクを取って外国債券に手を出したものの、トランプ政権誕生以降の金利上昇にともなって既発外債の価格が下がり、多額の含み損を抱えていることを金融庁が懸念している。

というもの。

 

銀行の資金運用は、長期志向の少数派早口オタクみたいな個人投資家の投資方針とは明らかに異なります。

 

  • 金融不安時の流動性を確保するため、自己資本比率に規制が存在すること。
  • 1年毎に決算があるため、バランスシートに有価証券の時価が反映されること。

詳しくは「バーゼル規制」で調べてください。正直自信がありません。

 が存在するので、人材の厚みがある都市銀行ならまだしも、規模も人材も比較的不足しているであろう地方銀行のリスクテイク姿勢に金融規制当局がピリピリするのは当然と言えます。

地方銀行に対し、リスク管理体制のヒアリングをするのは、地方の金融システムの健全性には不可欠でしょう。

 

金融庁の仕事には何の理不尽も不合理もありません。

 

ただ、アナウンスの時期が悪かった事を除いて

 

上記報道記事が2017年3月9日のもの、では当時の米国長期金利はどうかというと

(米10年国債 ^TNX 1年チャート)Yahoo! Financeより

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めっちゃ天井(価格は底値)だよこれ...

 

よりによって一番金利が高く(価格は大底に)なっている時に、

 

「おたくの銀行のリスク管理甘いんじゃないの?外債の含み損すごいでしょ?損切りしちゃいなよ」

 

と暗に言っているわけです。

トランプ氏の当選からたった4ヶ月後、含み損に我慢できなくなっているのです。

トランプ政権の政策実現性への疑問符は発足当初から言われていたのにもかかわらず。

 

市場に振り回されている様子は投資1年目の僕の姿を見ているようだ...

 

そもそも債券は満期まで持っていれば損は実現しないことや(為替はヘッジを行っているとして)、貸出業務は金利上昇で恩恵を受けるため、本業そっちのけで財テクにのめり込むような経営をしていなければ、本業でカバーができることを考えれば、機敏に反応しすぎた感じがあります。

 

あくまで個人投資家である私の目線で外債投資を見た場合ですが、

金融庁をひとりの投資家と捉えたら

 

センスない

 

と思ってしまいました。

 

 結果だけ見れば、値下がりしている資産を売って、別の資産に乗り換えを促すような、回転売買を勧める証券会社の営業マンと一緒です。

積立NISAの思想とは真逆の行為を金融機関には行っています。 

 

お上の指示に逆らえるわけが無いので余計にタチ悪い。

中部の地銀、外債運用の圧縮に動く :日本経済新聞

 

長期投資家(私の主観)とはウマが合わないなと、そう感じた次第です。

 

現代ポートフォリオ理論が好きそうだし、株100%運用とかやってる私のことを、「金融リテラシーの乏しい博打野郎」とか言ってきそう。

 

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